蕁麻疹

子どもの蕁麻疹は、色々な原因で起こります。食物アレルギー・薬剤・昆虫・遺伝の影響で起こることもあれば、寒暖差による刺激やストレス、感染症などで発生するケースもあります。蕁麻疹が起こると、アレルギー反応で皮膚に膨疹が現れるほか、強い痒みを伴います。原因が分からないケースもありますが、日頃から予防対策をしておくに越したことはありません。

家が原因で子どもが蕁麻疹になる
理由

家が原因で蕁麻疹が起こるケースがあります。寒暖差や化学物質などの刺激で、皮膚がアレルギー反応を引き起こしてしまうのです。また、室内環境が悪いと、免疫機能が低下した際に蕁麻疹が起こる可能性もあるでしょう。子どもの蕁麻疹が現れた場合は病院で診てもらい、原因が分からなければ、室内環境を整えるところから始めてみるのも手です。

子どもを蕁麻疹から守る
家づくりのポイント

室内温度を安定させられる、
高気密断熱住宅を建てる

子どもを蕁麻疹から守るには、寒暖差を少なくしてみるのも一つの方法です。一概に寒暖差が原因とはいえませんが、対策を講じておくと免疫力アップにも役立ちます。急激な温度変化で体調を崩す、寒暖差疲労を予防する効果も期待できます。

子どもにやさしい家づくりをするなら、室内温度を一定に保つのは大事なポイントです。高断熱・高気密の家を建てると、外気の影響を受けにくいので室内温度を安定させられるでしょう。

化学物質をつかわない家、
自然素材をつかった家づくりに
こだわる

子どもの蕁麻疹の予防対策をするなら、化学物質を遠ざけるのもおすすめです。化学物質が原因とは言い切れないものの、シックハウス症候群の対策にもなります。化学物質をつかった家と比べると、体調不良を招くリスクが低いので、自然素材をつかった家を建てるのも一つの選択肢だといえます。

無垢材・珪藻土を室内につかって、ボンドなどの化学物質をつかわない家を建てると、健康面に良い影響をもたらすでしょう。

免疫機能の低下を避けるために、
換気・湿度・温度を重視した設備を
導入

蕁麻疹は、免疫力が低下しても発症します。子どもは、ちょっとしたことで免疫機能が低下しやすいので、日頃から良い室内環境を目指すことが大事です。

室内環境を良くするには、温度や湿度を保つのはもちろん、換気性能を高める設備の導入が必要です。高気密高断熱の家は温度・湿度を一定にできる反面、汚れた空気を排出しにくくなるので、換気性能を高める設備を導入しなければなりません。実際に泊まって効果を確かめられる住宅メーカーだと、安心して建築を依頼できるでしょう。

その他、蕁麻疹のお子さんの
ためにできること

子どもにストレスがかからない
間取りを考える

室内環境を整えても、お子さんが蕁麻疹を頻繁に発症する場合は、ストレスが原因となっていないか確かめてみましょう。蕁麻疹はストレスが溜まっても起こりやすくなるので、家の環境が子どものストレスの原因になっていないか考える必要があります。活発なお子さんだと、動きを制限し過ぎてストレスが溜まっているケースもあるため、新築を建てる際は走り回れるスペースを確保しておくと良いでしょう。

原因が分からないケースもある
ので、ストレスを溜め込まない
ことが大事

蕁麻疹を発症する原因が分からないケースも少なくありません。必要以上に過敏になってしまうと、子どもにストレスを与えてしまうので、さらに体調を崩す原因となることもあるでしょう。原因が分からない際は、親子でストレスを溜め込まずに生活できる環境を整えるのが大切です。子どもと大人の意見を反映したお部屋づくりで、少しでもストレスを軽減させてみてください。

famirium編集チーム
からのワンポイント

日頃から環境を整えられる
家づくりをしよう

Hinako

子どもは免疫機能が未熟なので、たびたび蕁麻疹を発症するケースは少なくないでしょう。何が原因で起こるか分からないため、日頃から環境を整えておくことは大事です。室温や湿度、換気にこだわっても解決できない場合は、ストレスを溜め込まないことだけ考えるのも手です。大人が笑って過ごせる空間なら、子どもも安心して過ごせるでしょう。