症状・病名から見る
子どもの健康を守る家づくり
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎には、季節性アレルギー性鼻炎と通年性アレルギー性鼻炎があります。季節性アレルギー鼻炎性の予防対策をするなら、花粉を通さないフィルターを導入するのがおすすめです。
一方で、通年性アレルギー性鼻炎は、ダニ・ハウスダスト・カビが原因で起こります。予防には湿度・温度の調整を図り、換気性能の高い家づくりを行う必要があるでしょう。ダニが好むカーペットを止めて、フローリングにするのも手です。
小児喘息
小児喘息は、気道が狭くなり息苦しくなる症状ですが、花粉・ウイルス・ペットの毛・ダニ・化学物質が原因で起こることもあります。予防にはアレルゲンの除去が必要ですので、こまめに掃除して原因を取り除きましょう。
また、ダニやウイルスなどは、保湿効果があって温度を保てる家だと繁殖を防げます。さらに、化学物質をつかわず家を建てることもできるので、子どもの喘息を少しでも和らげるためにアレルゲンの除去を検討してみてください。
アトピー
アトピーは、皮膚への刺激やストレスで起こる皮膚湿疹です。ダニ・カビ・埃・化学物質などが肌に刺激を与えやすいので、汚れた空気を溜めないように換気できる家にしましょう。
また、免疫機能が低下してもアトピーが発症しやすいため、子どもにストレスを与えない快適な室温や湿度を保つことも大切です。高気密・高断熱の家なら温度や湿度を安定させやすいので、すきま風が入って来ない家づくりをするのがおすすめです。
風邪
風邪は、ウイルスや細菌に感染して発症します。ウイルスや細菌を増殖させない家づくりが大切で、湿度や温度をコントロールできる高気密断熱住宅を建てると良いでしょう。また、調湿できる材質をつかうほか、換気を行うことも重要で、湿度を上げない環境を整えたいところです。
高気密断熱の家は、冬になると乾燥する傾向があるので、乾燥を防ぐための設備や室内干しを検討するのがおすすめです。天井のない浴室を取り入れるのも一つの選択肢だといえます。
結膜炎
結膜炎は、細菌・ウイルス・アレルゲンが原因で起こります。目や瞼の裏側の膜に炎症が起こり、最悪の場合は視力が低下する恐れがあります。日常的に対策を講じるのが大切で、除菌作業がしやすい間取りを採用しておくと対策を行いやすいでしょう。
また、アレルゲンが入ってこないように、高性能フィルターを導入するのも手です。さらに、キレイな空気を循環させられるシステムを採用すれば、細菌・ウイルス・アレルゲンの発生を防ぐのに役立つでしょう。
蕁麻疹
蕁麻疹は様々な原因で起こりますが、寒暖差や化学物質が原因で起こるケースがあります。症状が起こると、皮膚に膨疹が出て強いかゆみが起こるため、予防に力を入れたいところです。
気密性や断熱性を高くすることで寒暖差を少なくでき、換気性能を良くすることで空気中の化学物質濃度を下げることができます。どちらも重視した家づくりを行うと、子どもの免疫機能の低下を防げるでしょう。
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